visa

私はアメリカ人と結婚してグリーンカードをもらったという道を歩んできていないので、アメリカ在住中はずっとビザに悩まされているという感じがあります。一度取ると楽なんですが、状況が変わると全部やり直しという憎きビザ。私が今まで取ってきたビザとその簡単な概要を書いてみようと思います。特に今持っているOビザというのは大変特殊で苦労しました。

まず、日本人がアメリカに観光以外で長く滞在したい場合、ビザを取る必要があります。ビザというのは、基本的に身元を保証してくれるスポンサーというのが必要不可欠です。グリーンカードだって、アメリカ人の配偶者がスポンサーとなって取れるわけです。ビザはとにかくスポンサーありきです。


学生ビザ(F-1) 
言わずと知れた学生ビザですね。留学先の学校がスポンサーとなって出るビザです。学校が決まって手続きさえできれば、いつでも申請できます。フルタイムで学生をします、学校終わったらちゃんと日本帰ります、など色んな約束事があります。基本的に労働が禁止です。フルタイムの学生としてアメリカに来たんだから勉強だけね、というビザです。でもちゃんとした手続きをして、許可をもらうと学校内であれば働いてお金を稼ぐことができます。あとは学士以上の学位が終わると、プラクティカル・トレーニング(OPT)というシステムがあり、学生ビザのまま就労許可を得て1年間だけ仕事ができちゃいます。

私は大学院時代は大学で講師として、学部の日本語のクラスを教えていました。それでお給料をもらっていました。そのあとはOPTで他の大学でも日本語を教えたり、Googleでもバイトしてました。OPTは、「学生ビザで留学生として(高い学費払って)がんばって卒業したんだから、自由にしてごらん!」と移民局に言われているような、そんなご褒美的な制度だと私は思っています。


専門職ビザ(H1b)
これが労働ビザです。会社がスポンサーとなって出るビザです。新規で3年出て、そのあとは延長して最大6年間有効なビザです。でも面倒臭すぎるのが、このビザ毎年4月にしか申請できません。そしてビザが降りて実際働き始められるのは10月から。仕事が決まっても働くまでにエラく待つことになります。そして専門職という名前だけあって、このビザが下りるのは学位と仕事内容がガッチリ合っている場合です。例えば、大学で経営学を勉強して、ゲットした仕事がデザイナーではかなり難しいです。というわけで、技術系(プログラマーなど)で大きな会社であればすんなり出るようなビザです。


卓越能力者ビザ(O-1)
俗に言う「アーティストビザ」で、現在私が持っているビザがこちらです。卓越能力なんて仰々しいのですが、2015年に本を出版したことと、コーヒーのサイトが多くのメディアに取り上げられてきたことでゲットできました。と言っても書類を集めたりで、申請準備からビザが下りるまでかかった時間は半年。長い旅でした。

もともとこのビザは「科学、芸術、教育、ビジネス、スポーツの分野で卓越した能力を持っている人。映画やテレビにおいて卓越した業績を上げた人」という敷居の高いもので、カナダ人のジャスティン・ビーバーとかハリーポッターのイギリス人、ダニエル・ラドクリスくんとか、そういう人が持っているビザと聞いています。

たまたま私の周りにすごい日本人の友達がいて、一人はアメリカで活躍する書家。もう一人はアインシュタインと同じ大学へ行った科学者。彼女たちがO-1を持っていたことで、今まで聞いたこともなかったO-1ビザを私に勧めてくれて、申請の仕方を色々教えてくれました。

O-1の決め手は「いかに自分が有名か」を証明することです。こんなメディアに出たとか論文がこんな有名なジャーナルで取りあえげられたとか。すごく恥ずかしくなりますが、とにかく自分が載ってるメディア情報を集めまくります。あとは、推薦状。これがとっても大事です。自分と同じ業界ですでに活躍している有名な人や有名な団体にもらうとポイントアップ!

もう一つ、こちらは例えば私の友達のように、ある製薬会社の科学者として働く場合は、製薬会社がスポンサーとなり、その製薬会社のみで働くことになります。そして、私や書家の友達のようにフリーランスでいろんな仕事を自分で受けてやっていく場合は、エージェントがついてくれれば、誰を通すことなく自分で仕事できます。誰とどこで仕事しようが自由です。


みなさん、ビザの面倒くささは私もよーくわかります。もういいわっ!って何回もなりました。でも一回取っちゃうと楽なんです。何かご質問があれば、いつでもお答えします!

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そうです、何を隠そうコーヒー嫌いでした。もう少しちゃんと言うならば「飲まず嫌い」のほうが正しいかもしれません。

コーヒーとの出会いは小学校低学年。それは衝撃的な出会いでした。学校から帰ってきてお腹が空いていた私の目に飛び込んできたのは、白いご飯と麦茶。料理というものを知らない子供ですから、お茶をチンしてご飯にかけてお茶漬けをしようと思ったわけです。もうおわかりでしょうか。 かけたのは麦茶ではなくて、コーヒーでした。気持ち悪いのってなんのって。それ以来コーヒーを悪だと思い続けました。そんな私が大人になり、奇しくもコーヒーで有名なシアトルに赴任が決まります。

私の「コーヒー = 悪」の方程式はシアトルに引っ越したのちも、なかなか拭い去られることはありませんでした。 ただスタバ、タリーズ、オシャレなカフェと、どこへ行ってもお茶を頼むと、お湯とティーバッグをドンと出される虚しさに、だんだん「・・・・コーヒー飲んでみるかな」という気にさせられました。

最初に頼んだのは今でも忘れられない、ホワイトチョコレートモカなんとかなんとかっていう砂糖の塊のような飲み物でした。その甘さに耐え切れずだんだん砂糖を削ぐ形で、モカ→ラテ→アメリカーノと変わっていきました。エスプレッソのおいしさがわかってきたんですね。一度おいしさがわかると、いろんな豆の種類でいろんな飲み方をしてみて、楽しめることがわかりました。お茶と違って、淹れ方の種類が多くてその時の気分で、味も淹れ方も決められるのがコーヒーの楽しいところですかね。

コーヒー茶漬けというトラウマからの飲まず嫌いでしたが、コーヒーが大好きな街シアトルに来たことがきっかけで、それが仕事にもなったっていう、本当に人生いい意味で思った通りにはいかないもんだなと思いました。どうして仕事になって行ったかというのは、また別の機会に。



 


whiplash
(映画のネタばらさないのでご安心を。)


去年のアカデミー賞で話題だった「セッション」(原題Whiplash)をまさかの1年遅れで見ました。まさにムチウチ(whiplashは英語でムチウチの意)に合ったかのような目の覚める映画でした。

だいたいアカデミー賞にノミネートされてる映画は見るようにしているんですが、去年はなんかどれもパッとしなくて、 「セッション」もそんな感じかなと思って見ていなかったのが理由ですが、もう一つは、この映画のポスターを見ると「勉強はできないけどドラムはピカイチの少年が素晴らしい恩師と出会いドラムの腕を磨いていく」的なものかと勝手に想像していました。

いやいやいやいやいや。これはそんな青春キラキラ系の映画ではないです。 ラスト10分は圧巻。この映画で2015年のアカデミー助演男優賞に輝いたJ・K・シモンズの演技は、さすが脇役を極めてきた名優の真髄を見たというところでしょうか。ちなみに、日本語では訳しきれない英語ならではの汚い罵り言葉が2時間続きます。笑ってしまうほどの汚さです。

日本では有名な俳優が出ていないと映画館でやらなかったり、ランキングに入らなかったりということが多々あって、これもその類の映画かと思いますが、是非見て欲しい心がザワザワする作品でした。


リョウコ独断評価:★★★ 

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