Room_Poster

(映画のネタばらさないのでご安心を。)


今年のアカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソンの「ルーム」。もちろん映画の構成、流れ、すべてすばらしかったですが、何よりも話の中に見る人の感情を引き込む母親役のブリー・ラーソンと細眉の息子の演技が圧巻でした。もう一度言います。圧巻の演技です

これはオーストリアで実の父親に24年間監禁され、彼の7人の子供を出産した娘の話を元に書かれたベストセラー本「部屋」が映画化されたものです。映画は細眉の男の子が5歳になった朝から始まります。細眉は生まれた時から、この小さな部屋で母親と2人っきりなので、「外」の概念さえわからないのです。予告編で見られると思いますが、窓も天井に小さなのがついてるだけなので、空しか見えない。だから木とか人とか自動車とか知らないんです。他に人間が存在することも知らないんですよね。そんな彼らがその小さな部屋から脱出する話です。

 


部屋での生活だけでなく、脱出後の部屋の外である世界に戸惑う2人のこともしっかり描かれているのは、サイコ映画や犯罪映画とは違ってすごくよかったです。もちろん母親の演技は素晴らしかったけど、この小さな男の子の演技が演技ではなく、本当にあの小さな部屋で生まれ育ったのかと完全に思い込んでしまう一つ一つの表情や仕草。天才現るです。


リョウコ独断評価:★★★★★